不動産用語集

主に賃貸不動産に関する基本用語から専門用語および法令まで、ご紹介します。

あ行

  • 青田売り(あおたうり)

    青田売りとは、未完成の宅地や建物の売買等のことをいいます。
    造成工事や建築工事が完了していないのに、宅地や建物の販売などをすることから
    未完成販売ともいいます。

  • 悪臭防止法(あくしゅうぼうしほう)

    工場やその他の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭を規制することにより、
    悪臭防止対策を推進し、生活環境を保全、国民の健康の保護に資することを目的として
    昭和46年に施行された法律です。

  • アスベスト(あすべすと)

    アスベストとは、石綿とも呼ばれる天然に産出される繊維状の鉱物です。
    耐熱性、吸音性、電気絶縁性などの特性に優れていて安価なため、建築資材、
    電気製品などさまざまな用途に用いられてきました。
    その後アスベスト粉じんの吸入が肺がんやアスベスト肺の原因となることが判明し、
    現在では建物の工事に使用することは禁止され、これまでに使用された建物ではアスベストの除去作業が進められています。

  • アトリウム(あとりうむ)

    ホテルやオフィスのロビー、マンションのエントランスなどに設けられた大きな中庭。

  • アルカリ骨材反応(あるかりこつざいはんのう)

    コンクリートの劣化現象のひとつ。
    骨材とは、コンクリートを作るためのセメントや砂や砂利などの材料のことですが、
    この骨材中のアルカリ性であるセメントが砂や砂利の中の特定の鉱物と反応すると、
    異常膨張してコンクリート表面にひび割れを引き起こす現象です。

  • アンボンド工法(あんぼんどこうほう)

    アンボンド工法とは、床スラブにPC鋼材を通して強度を高める工法。
    コンクリート部材にあらかじめ圧縮力を与える「プレストレスト・コンクリート工法」の一種です。
    通常のラーメン構造のマンションでは、床スラブがたわんだり、振動しないように室内に小梁を設ける必要がありますが、アンボンド工法では小梁がない大床構造が可能です。

  • 意匠図面(いしょうずめん)

    設計図には大きく分けて、意匠図面、構造図面、設備図面の3つがあります。
    意匠図面とは、建物全体の形態や間取りなどの意匠(デザイン)を伝えることを主眼にした図面のことです。

  • 一時金(いちじきん)

    一時金とは、賃貸契約の際に賃料とは別に借主が貸主に支払う金銭のことをいいます。
    一般には、次のものが挙げられます。
    ・敷金
    ・保証金
    ・権利金
    ・礼金
    ・更新料
    一時金の中には「預かり金」として退去時に返却されるものと、されないものがあります。

  • 位置指定道路(いちしていどうろ)

    位置指定道路とは、幅員が4メートル以上の私道、一定の技術的基準に適合するもので、
    特定行政庁からその位置の指定を受けた道路をいいます。
    この位置指定道路は、建築基準法上の道路と認められます。
    位置指定道路と認められると、接道義務を果たしていることになり、建物を建てられるようになります。

  • 一括競売権(いっかつけいばいけん)

    一括競売権とは、土地の抵当権を持つ債権者が、債務者の債務不履行から、抵当権を行使して土地の競売を裁判所に申し立てる時に、土地だけではなく当該土地の上に建っている住宅などの建築物も一緒に競売申し立てができるという権利のことをいいます。
    ただし、抵当権設定当時に、すでに建物が存在していたときは一括競売することはできません。

  • 一般媒介契約(いっぱんばいかいけいやく)

    不動産の売買・賃借を不動産業者に依頼する際に結ぶ契約のひとつで、
    特定の業者に限らず、複数の業者に取引の仲介を依頼することができます。

  • 移転登記(いてんとうき)

    権利所有者から、他の人にその権利が移転したことによってなされる登記のことを、移転登記といいます。
    移転の原因は、売買、贈与、相続などがあります。

  • イニシャルコスト(いにしゃるこすと)

    テナントが入居する際の当初かかる費用。

    保証金・敷金
    内装及び設備投資費
    什器備品代
    その他移転費用等

  • 違法建築(いほうけんちく)

    違法建築とは、建築基準法またはこれに基づく法令や条例に違反して建てられた建築物のことです。
    違反建築物ともいいます。 家屋を建てる際には建築確認を取得しなければなりませんが、その後の増改築などで容積率のオーバー、斜線制限への抵触などにより違法となってしまった建物をいいます。
    中古住宅などでは増改築により違法建築物となっている場合があります。
    違法建築物であっても売買はできますが、行政による是正指導に従わなければならない場合もあり、建替の際に同じ建物が建てられません。
    また、再建築が不可能な場合には、不動産広告に「再建築不可」等の表示が義務づけられています。

  • 居抜き(いぬき)

    店舗等を内装、設備と共に貸し出すこと。

  • 内法面積(うちのりめんせき)

    内法面積とは、建物の床面積を計算する場合のひとつの方法で、部屋を真上から見下ろし、壁で囲まれた内側だけの面積を内法面積といいます。

  • 売主(うりぬし)

    不動産における「売主」とは、不動産物件を売る人または法人という意味と、取引態様における「売主」という2つの意味があります。
    前者は買主が売買契約をする相手をいい、取引態様における「売主」とは、不動産広告において、その物件が売主と直接売買する取引であることを意味します。

  • エフロレッセンス(えふろれっせんす)

    エフロレッセンス(efflorescence)とは、モルタルやコンクリートの中の可溶成分を溶解した溶液が内部を通過して表面に移動し、表面の乾燥に 伴って水分が蒸発することにより表面に析出、もしくは空気中の炭酸ガスと統合して表面に沈着した白い析出物で、コンクリート劣化の指標のひとつです。
    白い花が咲いたように見えることから、「白華」ともいいます。
    エフロレッセンスの発生が、すぐに構造物の劣化を示すのもではありませんが、コンクリート中の水分の移動を表すため注意が必要です。

  • エントランス(えんとらんす)

    ビルの玄関のこと。

  • オープンエンド型(おーぷんえんどがた)

    投資信託は、解約対応の違いにより「オープン・エンド型」と「クローズド・エンド型」に分類できます。
    オープンエンド型とは、投資信託等において、投資家の請求による払戻しができるものをいい、クローズドエンド型とは、投資家の請求による払戻しができない ものをいいます。一般に、証券投資信託商品はオープンエンド型の投資信託制度を採用しているものが目立ちますが、既存のJリートはクローズドエンド型を採 用しています。

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